マイニングマシンを自作するには?構成やスペックは?

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マイニングは、個人で出来るものなのか?

出来るのであればマイニングマシンを自作する際にどういった構成で作ればいいのか?

また、ハードウェアだけではなく、必要となってくるソフトウェアの紹介もしています。

  

マイニングpcを自作する前に知っておこう

マイニングマシンにするPCを自作する前に、色々と知っておきましょう。

一口に、マイニングマシンといっても、実は奥深く小規模でするのか大規模でマイニングし、生活の基盤とするかというあたりでも、構成は変化します。

ですので、まずはマイニングの世界に入る前の予備知識をどうぞ。

マイニングに必要な機材の準備

・ハードウェア
・OS

マイニングに必要となる機材は、個人でするのも大規模でするのにも、この2つがなければマイニングできません。

OSについては、Windowsが安定していますので、多くのマイナーはWindowsを利用されています。

Macではダメなのか?という声も聞こえそうですが、私の知っている限りでは今のところ、マイニングに必要なソフトウェアがMacに対応していないようです。

また、プログラミングの知識がある方であれば、「マイニング専用のOS」がある「Linux」を使用されるといいかもしれませんね。

Linuxは、私が全く知識がないので解説できませんので、興味のある方は検索してみてください。

基本的なPCの構成としては

・CPU

・マザーボード

・メモリー

・電源

・HDD

上記4つのパーツがあればPCは動きます。
これに、マイニングで特に必要とされるのがGPUなんですね。

マイナーにとっては、GPUが報酬の要となりますので大切な要素です。

だからといって、ほかのパーツを安く上げようと単純に考えてしまうと、せっかくのマイニング報酬ももらえなくなりますので、ハードウェアを選ぶ上でのポイントを挙げてみます。

マイニングPCのパーツを選ぶポイント

マイニングマシンを自作する上で、パーツ選びのポイントとなるのは2つあります。

・安定性
・ローコスト
※安すぎないこと

安定性とローコストをバランス良く調整することで、マイニングの効率も良くなります。

節約したい気持ちはわかりますが、安すぎるパーツを購入したばかりに、マイニングをする時間よりも、メンテする時間のほうが長くなってはどうしようもありません。

安定性とローコストを両立させるためには、「どこにお金をかけるべきか?」をしっかりと知っておく必要があります。

マイニングに必要なソフトウェアの準備

マイニングをはじめるのに、必要となってくるソフトウェアは以下の2つ。

・ウォレット
・マイニングソフト

マイニングをして報酬を受け取る「ウォレット」と、実際にマイニングを行う際に利用する「マイニングソフト」がなければ、はじまりませんのでどちらも必須となります。

マイニングソフトを選ぶ時のポイント

・簡単
・使いやすさ

ソフトウェアは、簡単に使えることが基本的に大事です。

操作の仕方で詰まってしまう時間がもったいないですからね。

そして、こういったソフトウェアの場合は大抵日本語じゃない事が多いです。

ですので、日本語じゃなくても感覚的に操作できるソフトウェアであり、使いやすいマイニングソフトであるといいですよね。

どちらも、後半でご紹介していますので、参考にされてください。

マイニングにgpuがなぜ注目されるの?

自作パソコンを作る方であれば、グラボやビデオカードとよばれるGPUについて詳しいことでしょう。

私もある程度「ゲームがしたい!」という気持ちで自作パソコンを組み立てたりしますのでGPUについては多少かじっていますw

ただ、GPUというと描画性能が良いのでグラフィック関係や3Dゲームなどをする際重要視されることがほとんどでした。

ところが、仮想通貨においてもGPUの演算能力がCPUよりもよいところから、GPUに注目が集まってきました。

その結果、特定のGPUが売り切れ続出、または、価格の高騰が始まりました。
最近では、多少マシになった感はありますが、品薄状態で取り合い状態となっていますね。

どうして、特定のGPUがなかなか手に入らない状況になったのかというと、マイニングに適したGPUだったからです。

マイニングに適したgpu

マイニングをして報酬を得るためにはどうしても「効率」という部分は外せません。

いくら性能が高くても、効率の悪いGPUだと結果的に利益は低く、せっかく自作したマイニングマシンへの投資金を回収するのに時間がかかり過ぎたりします。

これを、「マイニング効率」といい、GPU選びをする上で特に大切です。

マイニング効率は、

【ハッシュレート÷消費電力】で求められます。

ハッシュレートとは

ハッシュレートとは、1秒間に1ハッシュの計算ができる速度を言います。

マイニングは、ハッシュ値の計算で、回数が多いほどマイニング報酬を得る確率が上がります。

ハッシュレートは、GPUにより大体決まっていますので、それを消費電力で割ることで出てくる数字が高いほど、マイニング効率のよいGPUだと言えるのです。

また、マイニング効率が高くても高額なGPUだと手を出しにくいので、価格もGPU選びでは重要となってきます。

このマイニング効率がよく、コスパにも優れているとされ世界中で利用されるまでになったのが、「Radeon RX470」というGPUになります。

Radeon RX470

Radeon RX470は、AMD社製のGPU。

単純に、マイニングをするパワーだけで考えると、ハイエンドGPUのほうが良いのですが、「消費電力」もそれだけ大きくなる傾向にあります。

その部分も含めて見た時に、Radeon RX470が一番効率がよいGPUだということを世間が認めたんですね。

同じAMDの製品で、超ハイエンドGPUとされている「Radeon R9 295X2」でイーサリアムのマイニングをすると、Radeon RX470の倍以上のハッシュレートがありますが、消費電力は約5倍という報告もあります。

また、AMDともう一つのGPUメーカーで有名なnvidiaには、10wほど高い消費電力のGTX1060というGPUがあります。

GTX1060は、消費電力はRadeon RX470よりも若干高めですが、ハッシュレートは少し上。

ただ、注目が集まっているだけに、Radeon RX470は常に品薄状態となっており価格も高くなっている場合が多いですね。

もはや入手困難とまで言われています。

もちろん、今後AMDが新製品を投入してきますので、RX470にこだわらずとも、後継機を選択するのもありですよ。

そして、Radeon RX470はイーサリアムのマイニング効率がよいといわれていますが、マイニングをする仮想通貨によってはnvidiaのほうがマイニング効率がよい場合もあります。

これは、私がよく見ているサイトさんで、こんな記事を見つけました。

ベンチマークで分かる、イーサリアムのマイニングに最適なGPUまとめ

「Radeon RX」系はコスパが良いと思いきや、継続時間が長いとハッシュレートが低下してしまうということが、データ化されていますのでわかりやすいかと思います。

また、nvidiaのGeForceのほうが有利になる仮想通貨の記事として書かれていたのが、以下の記事になります。

構成と試算を公開。モナーコインのマイニングを5枚のGTX1060で始めます!

こちらの方は、モナコインをGTX1060でされていますので、参考になるのではないでしょうか。

他にも、仮想通貨マイニングのハッシュレート総まとめ。GPUとハッシュ報告待ってます!

マイニングを実際にされている方の報告によって、どの仮想通貨にはどのGPUが向いているのかの判断材料になる記事もありますので参考にされてください。

ここまでだと、「ハイエンドGPUでないとマイニングができないのではないか?」となりますよね。

確かに、よりマイニング報酬を得るためなら、高性能で効率よくコスパもよいGPUを使うほうがいいですが、今現在お持ちのPCあってもGPUがマイニングのできるものであれば、少なからずもマイニング報酬を得ることが可能です。

この辺りは、もう少し後でも説明しますね。

gpuの冷却

マイニング効率の良いマイニングをマシンを自作したとしましょう。

そして、マイニングをはじめて問題となってくるのは、電気代。

も、そうなんですが「熱問題」もかなり重要です。

マイニングのセミナーにも出演されていますし、マイニングに興味のある方であれば知っているかもしれませんが「マイナー太郎」さん。

この方は自宅でマイニングマシンを稼働させているのですが、その熱がすごいらしいです。

何もしなければ、室温が30度を余裕で超えるレベルだそう。

「クーラーを入れるよりも窓を開けたようが冷える」と言われていたのには、驚きました。

また、室内でマイニングをしている間、10畳程度の室内で40畳用の業務用サーキュレーター(扇風機)を使用しているそうです。

物もそうですが、そんな大きなサーキュレーターだと音もすごいはずです。

とはいえ、マイナー太郎さんは「ちょっと試しに…」ではなくがっつりとマイニングをされているので、マイニングマシンがちょっと違います。

ですので、個人的にちょっとマイニングに触れたいと思い、お持ちのパソコンでマイニングをされる場合は、そこまで熱や冷却問題にさらされることはないだろうと思います。

マイニングは手持ちのpcでもできる?

マイニングに特化したパソコンを購入する人は、まだ少ないでしょう。

どちらかというと「ゲーミング」の方ではないでしょうか。

でも、ここ最近のゲーミングパソコンは高性能なものが増え、呼応するかのようにゲーム自体が求める要求スペックも上がってきています。

そういった事もあり、最新のゲームパソコンを購入すると最新のGPUが入っていたりしますし、値段相応のGPUが入ったパソコンを手にすることができますよね。

こういう場合ですと「マイニングも試してみようか!」と私は言いたいです。

せっかく、最新かそこそこ良い性能のGPUがあるのなら、一度試してみてはどうでしょうか。

後で、紹介するマイニングソフトを使うことで、今使っているパソコンなら、どんな仮想通貨をマイニングするのが一番効率がいいのかを自動で判断してくれます。

2017年の夏ごろなんですが、GTX750Tiもマイニング効率はそれほど良くないにしても、マイニングができるようなので、それ以上のGPUをお持ちであれば検討してみるといいかもですね。

ちなみに、私のPCでは要求スペックに見合わず「そんなパソコンじゃマイニングできないよ」と診断されました(汗

おまけに、CPUにもダメだしされているという有様です。

マイニングpcの自作に必要な構成とスペック

マイニングに必要な要求スペックを満たしていない、私のパソコンのような結果にならないために、マイニングに特化したpcの自作に必要な構成とスペックを紹介していきます。

あくまで参考スペックとなりますので、今後発売される新規パーツの方がマイニング効率もよくなることもありますので、「このまんまじゃなきゃいけない!」ということではないことをあらかじめご了承ください。

また、マイニングpcの構成において大切なポイントとして挙げた
「安定性」と「ローコスト」も抑えつつ、かけるところにはお金をかける構成とスペックになっています。

ハードウェア

■Radeon RX470■

GPU:Radeon RX470×5枚

CPU:Intel CPU Celeron G3900

マザーボード:ASUSTeK Intel PRIME Z270-A

メモリー:pc4-19200 ddr4-2400 4gb DIMM

pc4-19200 ddr4-2400 4gb DIMM

電源:corsair RM1000i

ストレージ:SSD 32GB~

このサンプルの場合は、CPU、メモリー特にこだわりはなく「とりあえず動かせる」という条件で選択しています。

CPUはi7などではなく、Celeronですしメモリーにしても「どこのメーカーの」いうことはなく相性はあるでしょうけど、最低限でOKという形になっています。

また、ストレージ関しては最悪HDDでも大丈夫なのですが、熱対策や起動の速さ、安定性という部分でSSDを選択されています。

容量に関しても、最低限必要なOS、マイニングソフト、ドライバが入る容量であれば大丈夫です。

そして、GPUはもちろん重要なのですが、電源も大切なパーツです。

こちらも、お金をかけるべきパーツになります。

海外では、安いものを使用したために発火したということもあるようですし、消費電力も高くなりますし、より安定性と信頼性を保つために「80plus gold以上」を推奨されています。

余裕をも持った電源選びをされてください。

ちなみに、このサンプルは「マイナー太郎」さんが以前に紹介されていたものとなります。

■GTX1060■

GPU:Palit GeForce GTX 1060 Super JetStream×5枚

CPU:Celeron G3930

マザーボード:ASRock Z170 Extreme6

メモリー:RAM TEAM PC4-19200 2400MHz

電源:LEPA 80PLUS PLATINUM認証電源ユニット Maxplatinum 1375W P1375-MA

ストレージ:SSD Intel 540s 120GB

こちらのサンプルは、前述した「たくちゃむ」さんの構成とスペックになります。

しっかりと、商品解説されていますのですごく参考になりますね。

「何故、GeForce GTX 1060でマイニングをするのか?」がよくわかります。

■その他■

OS:Windows10

Windows8でも良いのですが、8ではGPUの認識は5枚までとなっていて、10だと8枚まで認識します。

マイナー太郎さんは、以前は6枚でマイニングをされていたそうですが、5枚が安定するということで、現在は5枚でマイニングされています。

その関係もあるでしょうし、安定させるために余裕を持たせているのかもしれませんね。

ケース:メタルラック等

これまで、完成されたパソコンを見たことがある方なら「えっ、これがケース?」と思ってしまうような状態になります。

自作パソコンを作った方であれば、RGBとかファンのLEDがとか考えながら作るのも楽しみの一つとなりますが、マイニングマシンに関してはそういった事は完全に無視する形となります。

市販されている、メタルラックなどにGPUを吊り下げる形で固定しているのが特徴。

マザーボードやGPUのショートや冷却を考えて、取り付ける必要があります。
ですので、メタルラックに限ったことはありません。

ただし、これはリグやファームといいたような、複数のGPU(5枚以上)を使用する場合となります。

1枚であれば普通のパソコンケースで大丈夫ですし、2枚までなら挿せるケースがほとんどでしょう。

ライザーケーブル:延長ケーブル、ライザーカード

複数のGPUを使用するために、マザーボードのPCI-Eをフルに使用するために使います。

GPU関連のパーツとなりますので、信頼性の高い国産の商品を使用するようにしましょう。

海外のライザーケーブル及びカードは、安いからと大量に購入しても使えないものがあったりと、当たりはずれが大きいです。

ソフトウェア

マイニングマシンに必須のソフトウェアは、ウォレットとマイニングソフト。

ウォレット:Jaxx

多くの仮想通貨を取り扱っているウォレットで、仮想通貨によって分けてアドレスやパスワードを覚えておかないといけないという必要が少なくなります。

マイニングソフト:NiceHash Miner

あなたの持っているパソコンで「どの仮想通貨をマイニングするのが効率がよいか」を自動で診断してくれて、その都度効率のよいマイニングを自動で切り替えてくれる優れたソフトになります。

2017年12月、ハッキングにより一時業務を停止していましたが、現在は稼働中の模様。

こういう事も起こりますので、リスクはある程度覚悟しておくほうがいいでしょう。

また、一つだけではなく、面倒かもしれませんが複数のマイニングソフトを利用するというものリスク分散の手段となります。

「マイニングソフト」と検索すれば、いくつかでてきますので、目的に応じて利用を検討してみるといいですね。

マイニングマシンにおすすめのpcパーツ

必須のパーツ構成やソフト以外にも、おすすめのマイニングパーツを紹介しておきます。

マイニングリグ


画像参照元URL:http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_2138.php

メタルラックではなくて、ちゃんとしたマイニング用のフレーム(ケース)が欲しいという方には、株式会社アユートさんのマイニング用フレームがおすすめ。

「マイニング用フレーム PM-MINING-F」

アユートさんは、マイニングにも力を入れています。

マイニングリグ用専用のラックやシャーシ、USBメモリー版のマイニングOS「ethOS」の発売もある模様。

ethOSは、ネーミングからイーサリアムのマイニングかと思われます。

株式会社アユート

その他にも、マニングマシンに使えるマイニングラックもありますので、参考にされてください。

マイニング リグ

ちなみに、マイニングにおいて「リグ」や「ファーム」といった言葉があります。

・リグは、5枚または6枚のGPUを搭載したもの

・ファームは、約1500のGPUを搭載しているもの

こういった感じで覚えておくとよいでしょう。

マザーボード

マザーボードは、上記したサンプル2つのものでも問題ありませんが、完全にマイニングに特化したマザーボードも存在しています。

■BIOSTAR ULTRA PRO CRYPTO-MINING マザーボード TB250-BTC PRO

TB250-BTC PROは、合計12のPCI-e拡張スロットを持っていますので、GPUを12枚使ってマイニングできるというマザーボードで、俗に「変態マザー」と呼ばれる部類に入るでしょう。

BIOSTARは、早くからマイニングに力を入れています。

■ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+

H110 PRO BTC+は、合計13の拡張スロットを装備しています。

価格も、BIOSTARよりも抑えられていますし、ゲーミングPCではお馴染みのメーカーですので、使い慣れたマザーボードの方がいいという場合はASUSでいいのではないでしょうか。

上記の2種類のマザーボードは、IntelのCPUの仕様ですが、AMDのRyzenを使いたい場合は下記のマザーボードがおすすめです。

■BIOSTAR AMD B350チップセット搭載 Ryzen対応 ATXマザーボード TB350-BTC

※Ryzenを使う場合は、Ryzen7 1700がおすすめとなります。

PCI-E延長(ライザーカード)

マザーボードの拡張スロットがたくさんあっても、複数のGPUを挿すことはできません。

そんな時に、延長することで複数のGPUを挿せるようになるのがライザーカードであり、ライザーケーブルになります。

■ProjectM PCIEx1 to PCIEx16 ライザーカード延長アダプター PM-PCIE1T1

■Demiawaking USB 3.0ケーブル PCI-E Express 1x~16x拡張ライザーカードアダプター SATA 15 Pin-4Pin電源ケーブル PCI-E 1Xライザーボード (30cm)

その他の、ライザーもあります。

あると便利!おすすめパーツ

■ワットチェッカー

■アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 固定 ~8畳 ホワイト PCF-HD15N-W

■サイズ ファンコントローラー 風マスター2 ツマミ収納可 5インチベイ 4チャンネル KM05-BK

■アイネックス ケース用ファン92mm 静音タイプ CFY-90S

まとめ

マイニングマシンを自作するとなると、ガチでマイニングするのか、お小遣い稼ぎにマイニングするのかに分かれてしまいそうですね。

また、GPUというとゲームやグラフィックなど描画に注目されがちですが、マイニングという新しい分野にも活躍の場を広げたということですね。

そして、マイニングマシンを自作するときに「マイニングしなくなったら、もったいないな」と思うかもしれませんが、メインがGPUなので必要なくなったら売れるというのがミソだったりもしますwゲーミングPCとし利用することも可能!

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